日本ごうがふかいな協会広報

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「うるせえ!!お前がゲームになるんだよ!!」

 どうもかーびぃです。家で寝正月してます。原稿?そんなものは知らん。年末年始は休むんじゃ。

 

 そういえば「お前がママになるんだよ」っていうネタ、元を知らない。

 なんでタイトルをこうしたかというと、某たけし城の「こんなゲームにムキになっちゃってどうすんの?」みたいなゆるーい問いに対するシビアな返しってこうだよなーみたいなことを考えていた。

 昔々、電子ゲームというものはプレイする人すべてにお金が支払われていて、良ゲーかクソゲーかという情報は、お金を払った人でないと獲得できるものではなかった。というか、まあ今もそういうパッケージ販売的なやり方は行われている。

 しかし、今は基本プレイ無料というゲームが増えた。課金しなくともある程度はまじめに遊べる。しかし、プレイ環境を改良したり、ゲームの奥行きを増やしたりするのに課金する、といったスタイルである。これは、ある意味理に適っている。ゲームの雰囲気を無料で体験することができ、遊ぶ範囲とレベルによって好きに課金することができるからだ。そのシステム自体は、ゲームが機械にダウンロードして遊ぶことができるようになったハード面の進化により実現できたものだし、合理的なので文句はない。

 ただ、このような「基本無料」というシステムは、「ゲームユーザー」自体の質の低下につながるような、いわゆる「面倒な客」をも呼び込んでしまう。それはそれだけゲームプレイヤーのすそ野が広がったこととイコールなわけで、客を相手にする以上仕方のない話ではある。最近のゲームは、ことに他人と課金額を(もちろん直接ではないにしろ)競わせて遊ぶようなものが主流になりつつある。そこに躍起になっているプレイヤーは、何か不具合・不都合があると「俺はこんなに課金しているのに!」ということになってクレームを入れたり、急に醒めてゲームをやめてしまう。そうするとゲーム会社はかなりの痛手をこうむる。構造としてこういった不健全な要素を抱えていることは間違いなくて、それもこれもプレイヤーのなけなしの金を全部暴力的にぶちこませたくなるような麻薬的な楽しさを全面的に押し出したようなゲームが増えてきたからじゃないかなあとかーびぃは思っている。

 ゆで太郎氏時代からずっと言っていることだが、二郎系ラーメンしかり、このソシャゲ課金地獄しかり、麻薬ほどではないにしろ、人は中毒的な依存をもたらすようなものに弱い。その弱みに付け込んでお金をむしり取っていくようなスタイルが、(以前からあったにしろ)あからさまになりすぎてはいないだろうか、というのがかーびぃの心配である。もっと建前というか、うまく美しくビジネスにできないのだろうか。それとも、そうやって暴力的に金を巻き上げないと立ち行かなくなるくらいに日本は後退してしまったのだろうか。それは十分あり得ることである。日本が先進国と、経済大国と呼ばれていた時代はもう終わっているのだ。心が貧しくなったのではない、実際にお金が無くなったから心が貧しくなっているのだ的な感じ。

 

 疲れたし元日だしこれくらいでいいかな?