かーびぃのメモ帳

球体の生物が日々感じたことをつぶやくよ!

小説のタイトルから先に死んでいく

 どうもかーびぃです。ねむい。ハムスターよろしく昼寝したい。

 

 長らく沈黙していたのは、本業が忙しいあまり同人誌を読み進められなかったからである。ようやく進捗にして半分、8冊読み終わったので、途中経過として、現時点で4位以下になっているものについてまとめて感想をのべておきたい。

 

 

「低体温漫画35.8」著:世田谷梅子(世田谷梅子)

 隣のブースにいた人。ちょっと前からツイートとアイコンが非常に特徴的で気になっていたので開始早々にこれをいただいてきた。デザインがしびれるほどにマブい。マブいとしか言いようがない。タイトルの通り漫画本なのだが、独特の世界観がすごい。あえてたとえるなら、鳥居みゆきの世界観をそのまま基底ベクトルだけずらしたみたいな感じだ。実のところ、評点層が低いシーズンであればトップになりえたかもしれないほどの評点を獲得してはいる(65点以上)のだが、史上まれにみる激戦となった本シーズンでは現時点であえなく上位脱落となった。なんだろうなあこの、もう「マブい」としか表現できないスタイリッシュさ。ほんとマブい。是非中野でお茶してほしい。なんだこのよくわかんない感想。

 

「トニックに進んで行くドミナント」著:酒井衣芙紀(無芸)

 かーびぃ氏が今推している創作者であるところの酒井氏による新作詩集。この人の製作ペースはかなり早いような気がする。だってテキレボから1か月ですよ。1か月でこのクオリティの詩集をぶちこんでくるのはなかなかである。ぼくにそんな体力はない。

 かーびぃ氏が考えるこの人のキャッチコピーは「恐ろしいほど屈託のない笑顔で概念のガドリングガンをぶち込んでくるリリカルガンナー」なんですけど、今回は緩急をつけるという不思議高等テクニックを用いていて、それが詩集全体に傾斜つきの不自然なエッジとなって妙な読後感をもたらしている。紙面全体を使った表現技法は健在で、「過剰包装」の寄せている感じがちょっと好き。

 今回はモチーフがわかりやすいというか、とらえやすいものが非常に多い。個人的な癖としてはもっと無意味な罵倒みたいなのが欲しかったりするんですけど、それはまあぼくの癖でおいといて、前作同様に丁寧に作り込まれている感じがした。

 文フリ岩手でも新作を出すとか出さないとか。なんちゅうスピードだ。

 

「Refrain」著:Refrain(Refrain)

 かーびぃ氏の学生時代の後輩たちが立ち上げた文芸サークル。全体的にまともな作り。逆に言うとそんなに面白みはないかもしれない。無難といってもいい。だが読んでみると悪い意味で偏っている。最初2作が同じネタかぶりなのは本当に何をしているんだと先輩として少し怒りたいところである。被っているのだとしたら離すとか、もっとやりようあったでしょって。

 そんなことを言ったところでどうにもならない。短編集全体からただようのは「とりあえず書いてみました」みたいなフレッシュなプロ根性みたいな心意気で、たしかにこれだけは素晴らしいと思う。なかなかここまでフレッシュさを出せるサークルもない。今後、気になる人は訪れてみてはいかがでしょうか。

 

「A30」著:インターネット高校文芸部(インターネット高校文芸部)

 このブログでもちょくちょく出てくる本田そこ氏も参加しているサークルでの合同誌。文芸部を自称するだけあって、コピー本に製本テープというすばらしい装丁がなんとも心をくすぐる。上記で述べたサークルとは別の形でフレッシュさを装っているが、読んでみればそこには各人の世界観がきちんと確立された、いわゆる玄人の世界が広がっていて、その中でもみずみずしさとさわやかさを残し続けられるという不思議な作品集になっている。バックボーンが確固としてあるライターが集まったからだろうか。この中でも小鳥遊さんの「フラグメンツ」はキャラクターの配置やスタンダードな構成がとても好みでよかった。良質なライターが集まっていると感じる。

 

 とまあ、現状の途中経過としてこんな感じです。

 今上下巻で文庫本合計900頁近いやつを必死で読んでいるんだけどなかなか進まないせいでそれがネックになっている。今日中に読み終わらないといよいよしんどいぞ。

 来週にはめどがたつかなあと思います。