おもちくんのメモ帳

球体の生物が日々感じたことをつぶやくよ!

出会い、別れ、出会いで1セット

 

 どうもかーびぃです。

 

 連チャンで記事を書き続けるというエクストリームスポーツをやろうとしている。控えめに言ってアホなのだが、自分で決めたのだから仕方がない。

 

 さわやかさの裏で鳴っている寂寥感といえば、ぼくが思い起こすのは、イトーヨーカドーのテーマでおなじみの、タイマーズ版「デイ・ドリーム・ビリーヴァー」である。原曲はザ・モンキーズというグループのものだ。この原曲に、忌野清志郎は自身の想いを重ね合わせて、日本語カバーしたといわれている。ってさっき調べた。

 

「フリンジラ・モンテ・フリンジラ」著:佐々木海月(エウロパの海)

(通読性:22、宇宙感:20、残響度:20、嗜好:9、闇度:A 合計78点)

 ということで、佐々木海月氏、史上初の3度目の記事化となった。ここまでで3作品が記事化された例はないばかりか、さらに言えば、3作品以上のシーズンレース登録作品がある書き手で、かつそれらがすべて記事化される例は今までなかった。ここで、佐々木海月氏は2017ステージシーズンレースにおいてのMVW(モストヴァリアブルライター)の座を名実ともに達成したといっても過言ではないと思う。2018ステージから導入する書き手レート制度においても、レート7を超えているのは咲祈氏と佐々木氏のみである。それほどまでに、氏の作風はぼくの嗜好とマッチしているのだ。

 さて、この作品は、めちゃくちゃ簡潔に述べるのだとするなら「一期一会」といった趣のもので、過重労働に音を上げた主人公と一風変わった中学生コウの出会いと別れまでを描いた作品である。佐々木氏の作品の中では、どうだろう、ニュートラルというべきなのだろうか、その静寂性は保たれてはいるものの、ここまで紹介した2作品のような、空間全体の澄み切った部分というものはあえて描かれていない。登場人物の会話はどこかさっぱりしていて読みやすい。ぼくはこのような会話の方がすっぱりと中身に入っていけるのかもしれない。その点はもう少し研究する必要があるように思う。舞台となる地方都市の郊外の、四季を織り交ぜた情景が美しく彩られながら、やはり登場人物そのものの普遍性というか、そういったものにはしっかりと碇がおろされていて、そのコントラストが美しさを対比的に描き出しており、さらに言えば寂寥感のようなものを出しているのではないかなと思う。特に、最終部はぼくがここまで読んできた130冊の同人誌の中で、1、2を争うくらいの美しさだと思うくらい。

 あと、鳥を軸にしている作品でもあるのだけれど、ぼくはそんなに鳥に詳しいわけでもないしあまり好きでもないので、そういう部分もあるよという紹介だけにしておこう。鳥散歩に参加するようなタイプの人は必読だろうし、別の部分でこの作品の美しさを知っているのだろうなと。

 そういうわけでしまりがないんですけどそんな感じです。

 

 2位に輝いたのは、完全なるダークホース、でもその素晴らしさは知る人ぞ知るあの作品です。