日本ごうがふかいな協会広報

日本ごうがふかいな協会の広報ブログです。

本文より但し書きが重要な世界で

 どうもかーびぃです。なんか小説にも使えそうなタイトルにしてみたよ。

 

 ランニングしたり音ゲーしたり、今日はかなり体を使った一日だったと思う。パセリをオートチャージ使用にして事実上のやり放題モードにした。まあソシャゲよりはお金の減りは緩いんじゃないかと思う。1日でもさすがに1000円使うのがやっとじゃないかと思う。そしてそんなに毎日やらない、大学生じゃないんだし(フラグ)。

 弐寺でざっとランプのつき方を見ていると、思ったより☆8に白ランプがついていてビビる。全盛期のかーびぃはどれだけハード特攻してんねん。わりときつそうな譜面にもハードがついてたりするしそこそこ楽そうな譜面でもイージーしかついてなかったりするの、単純な曲の好き嫌いなんだろうけど面白い。逆に今のかーびぃが「これ白ついてるしいけんだろ」とか思って手を出すと爆死するみたいなことが結構起きている。

 

 この時期になると、やれ「コミケにいる腐女子は新参者だ」「いやいやもともとコミケ腐女子のものだ」などというスーパーテンプレな応酬が始まるものだが、そこでなんとなく男性オタクと女性オタクのこう、大きな違いみたいなのって意外とあるのかないのか、みたいなことを考えていた。ぼくが見た以上では、言われているほどはない、というか、それは浸ってきた環境の差のほうが大きい、というところがあるように思う。そりゃ違いがあるにはあるんだけど、その違いって性差じゃなくて(まあ最終的には性差に行き着くとしても)、単純に囲まれた環境による差でしょ、みたいなことは思っている。ただ、非常に顕著な例として、以下のようなことがあるようにぼくは思う。

 男性オタクは、視覚的な記号でくくる人が多いように思う。例えば「黒髪ロング」「一重まぶた」「お嬢様系」みたいなもので自分が摂取した全キャラをくくって、そのフォルダの組み合わせで愛でる傾向にあるように思う。男性向け作品にありがちなのは、ヒロインの容姿を分配・分散させるものだ。どれもこれも同じ容姿、というものは男性向けではそれほど多くない。声を当てている声優も、女性と比べるとさほどないように思うし、声優を見る人というのは、作品全体を見る人か、あるいはその声優自体を見ている人かに大きく分けられており、キャラクターと声優の組み合わせには、女性ほどのこだわりがない。男性オタクは視覚的要素に非常に重きを置く傾向にある。とくにBLやGLを摂取しないタイプの男性にはこの傾向が強い。BLやGLなどの同性の関係性を深く描いたものは、多くはキャラクター単体ではなく、周辺との関係性をも含めた見方を必要とするので、視覚的要素以外の面での読み取りが重要となってくるためではないかとかーびぃは思っている。

 逆に、女性オタクは非視覚的要素の記号でくくる人が圧倒的であるように見受けられる。かーびぃは逆に視覚的要素以外は単なるオプションとなってしまうのでその世界は見えないのだが、女性オタク、とりわけ腐女子に関してはこういった非視覚的要素がある記号を好む人が多く、その深さは計り知れない。非視覚的要素に重きを置く見方は、だいたい彼女たちの表現においても散見されている。男と男が絡み合うだけなのに、しかも実質的な絡みの違いを置いておいて、彼女たちはその心理的な関係性でタグをつける。しかし、心理的な要素が大きくかかわるため、このタグのつけ方は悪く言うと自閉的、よく言えば地域的な差が存在し、同じタグでも論争が起きる、みたいなことがしばしばある。

 顕著なのが、やはり同人での描かれ方だろう。男性向けエロ二次創作の作品は、大半が「女キャラが(キャラクター性の薄い存在に)性的ななにかをする/される」が多く、その相手に自己を投影しやすいような作りになっている。男性としては、誰にやられるかとか、どういうところでやられるかとかはあまり関係なく、その興味の対象はもっぱらプレイの内容だからだ。AVサイトやエロ同人サイトの作品紹介タグのつき方がそれを象徴している。

 しかし、女性向けの場合、「男キャラAと男キャラBが何かしている」とか「男キャラA、B、Cが何かしている」とか「男キャラAとBとCの世界に自分が紛れ込んでいく」みたいなのが比較的多い。プレイの内容よりも(こだわる人はこだわるだろうけれど)、誰と誰がプレイしているか、その周辺はどのような環境なのか、これを詳細に描いているもの(もしくは、描こうと努力しているもの)が多いように思う。つまり、視覚的要素だけでなく、非視覚的な概念としてもこだわりが存在する層が多数なのが女性オタクではなかろうかというのがかーびぃの考えである。ピクシブのタグがやたらと長かったり(かーびぃのような典型的男性オタクからすると)変なところについていたりするのも、このような着眼点が存在するからであろう。

 であるからして、キャラクターにつく声も、男性オタク以上に繊細にこだわる人が多いと推察することが可能である。声も当然、キャラクターに接続するために必要であり、当然演技の仕方は声優によりけりであるからである。

 ここまで書いていると「じゃあ、女性オタクのほうが複合的にものを見ているわけだし、男性オタクよりすごいって話じゃねえの」って思うみなさんもいるとは思うが、べつにかーびぃはそんな野暮なことをここに書きたいわけではない。ここまで書いた傾向に該当する男性オタクの弱点は「複合的にものを見にくい」点である。同じく、女性オタクの弱点は、「自分の好みが多層化し複雑になりやすく、そのぶんぴったり合う人が見つかりにくい」というところではないかと思う。いずれにしてもひっかかるポイントが増えれば増えるだけめんどくさい人間になるだろう。かーびぃが一番言いたかったのはそういうところだ。

 

 と逃げを打てたところで終わるかーびぃ氏。