ひざのうらはやおのメモ帳

サイコパスクソメガネが祈る墓標みたいなやつ

夜空を翔る流れ星を今見つけられても何かを祈ることはたぶんない

 どうもおもちくんです。

 ちょっと日があいてしまった。いろいろ整えるのに時間がかかってしまったので、気を取り直して書いていきたいと思う。

 

 アジカン、ことASIAN KUNG-FU GENERATIONに「ソラニン」という曲がある。このバンドの曲は、ぼくの同世代の中でかなり流行っていた記憶があって、その流行っていた当時の空気を憶えていながら当時聞くことはなかったのだが、こうして日が経ってから新たに聞いてみると、当時の空気が思い起こされる。それは何と紐づいているのだろうか。やはり、その楽曲にも空気があって、それが当時の雰囲気とマッチしていたとか、そういうことなのだろうか、とふと考えてしまう。

 

N.G.T ナンバーガールトリビュート」著:そにっくなーす ほか3名(羊目舎)

文体:32 空間:32 (半客観分野:64)

感覚:35 GF:39 (主観分野:74)

闇度:0.702 レート:4.681(そにっくなーす・オカワダアキナ・遠藤ヒツジの3名のレートを合計し、総参加人数4で割ったもの)

総合:134.021(文フリ東京26シーズン2位

 

 一部に圧倒的な人気を誇り、今なお様々なひとたちの心の中に鮮烈な印象を残しているバンド、ナンバーガールの楽曲についてのトリビュートアンソロジー。4人という小ぢんまりとした編成ながら、その4篇の小説はどれも高ゲインで疾風のようなスピードがあってエモーショナルが過ぎる。多分、これは仮説だが、この高ゲインの謎はおそらく、かれらがナンバーガールを、精神のノートが一番白い時期に入れたからだろうと思う。その思い入れが、情熱がありありと感じ取られながら、それでいて技術的にも高度な小説が並ぶ。その火力はなかなかのものである。全シーズンを通して3位、合同誌ではぶっちぎりのトップの素点を記録したのもうなずける。ここまで読んだ中でも瞬間最高風速を記録するようなエネルギーがあったし、どれもこれもがそれでいて磨き抜かれていたのも印象的だった。これがアンソロジーであることを忘れそうになるくらいだ。

 その鋭すぎる風を受けたいひとに。

 

 ということで、文フリ東京26シーズンの2位作品は、全シーズン2位にもなったほどの高評点を記録した作品であった。

 ということは、逆説的に、今回の1位は、全シーズン1位の素点を獲得しているということになる。

 次回、絶対王者のさらなる飛翔が秘められた作品を紹介します。

 こうご期待。