日本ごうがふかいな協会広報

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「貴様もあの蒼に魅せられたのか……」

 どうもかーびぃです。FFの一桁後半のやつってこういう感じのセリフを言ってくる重要なボスキャラおるやん?FF9のガーランドとか。

 

 FFにおいては物語の根幹・世界を象徴する色であるところの「青」であるが、自然界ではそれほど多く見かけない。ゆえに食欲を減退させるだの身体を落ち着かせる力があるだのなんだの言われている。あんまり効果を感じたことはない。

 で、なんでそんな話をするかというと、そういえばぼくはADHDと診断されていて、そろそろ3か月になろうとしているわけで、ここいらでここまでの変化をまとめてみようかなと思った次第である。

 まず、薬であるが、一般的に治療に用いられているストラテラという薬を1日1回飲んでいる。症状のレベルによって服用量も変わってくるそうだが、ぼくは症状が軽度なのか服用初期だからかわからないが最小の40mgを処方されている。これを毎日飲んでくれと老精神科医は言うわけである。ぼくは基本人の言うことには忠実に従うタイプなので、処方初日から欠かさず飲んでいる。飲み続けることが重要なタイプの薬剤だということはちょっと調べればわかった。

 さて、ずっと服用してきてどうだったか、と言われると、正直な話大きな変化はない。乱雑にせずに整理しきった空間がやや拡大した、とか、お金の管理が若干できるようになったとか、細かい部分には変化を認めることができたものの、身近な人間が何も気が付いていないレベルで何も変わっていないので、変化したかといわれると観測上の変化は残念ながらほとんどないと言っていいだろうと思う。

 ちなみに、このブログを書き始めてすぐくらいに診断されたので、このブログを書くことができている時点で変化といえば変化ともいえるし、しかしながら依然として金の管理は難しいし(領収書をとっておけない、金額の大小を即断できない、などなどかーびぃは非常に会計処理が苦手である)、人間関係においてはたぶん以前より(自分ができていないことに気が付いたぶんだけ)苦手になっているように思う。ああ、文章を書くのは少しだけうまくなったような気がする。なぜなら前は自分の文の主語と述語が対応していないことに気が付いていなかったからである。かーびぃ大丈夫かよ。まあもっとも壊滅的に日本語が下手な人でも小説は書けるわけで(誰とは言わないが)、あらゆる意味で自由業なのが小説家である。まあかーびぃ小説家じゃないんだけど。

 で、結論にたどり着くなら、きっと次の診断かその次の診断で薬の量を増やされるのがオチなんじゃないかと思う。なぜならさほど効果が出ているように思えないからだ。

 ということで薬を飲み続けるとどうなるのか、実体験を交えて副作用を説明したい。

 一番大きいのは、前にも書いたのだがこの薬自体が恐ろしく高いというところである。新薬ということもあるのだがなにしろ似たような薬がないつまり独占市場の薬でかつ生産コストもかなり高いのか、1か月で5000円以上を自己負担する。つまり正当な価格でいえば15000円を超える。医者にかかって風邪薬を処方されたときに値段を見てみるといい。たいていは高くても1か月ぶんで自己負担額は2000円には収まるはずである。それも複数種類で。それだけレアな薬なのだろう。

 あと、実質興奮剤に近い効能があるため、その系統の副作用が大きい。感情の沸点がかなり下がる。感情が仕事に影響するタイプであるところのぼくはこれがたぶん非常に厳しい。この部分だけを考えるなら飲まないほうが仕事の効率は上がるのではないかと思う。さらに、睡眠のレベルが下がる。これ自体はぼくが今まで寝つきが良すぎたというのもあるが、頻繁に夢を見るし、その夢がだいたい気持ち悪いのだから精神的に不安定になりやすいし、その不安定な精神のまま職場に入るのだから当然効率は下がる。もっともこれに関しては薬に慣れたのか、最近はそれほど変な夢を見なくなったし、前ほどではないが睡眠も安定するようになってきた。

 そして日常生活には最も影響しないのだが、精神的にきつい副作用が最後のひとつ。

 性欲がやたら増す。他人と比較したことはないが、過去と比較すると確実に性欲が増している自覚がある。自覚があるレベルなのだから相当だろう。これのつらいところは、性欲が増したところで身体はさほど変化していないということである。簡単に言えば、抜きたい回数が増えるのに抜ける回数は変わっていないということなのだ。男性諸氏、おわかりだろうか。これが当然精神不調につながるのは言うまでもないだろう。

 

 結論:精神の安定が著しく悪くなる。

 

 その代償として得られたことはもちろんここで書いた以外のこともあるわけだが、現状ではこれ以上服用しても仕方がないような気がしてきた。あと書くの忘れたけど、この薬、かなり肝臓に負荷をかけるみたいで、酒への耐性ががくっと落ちる。服用を始める前の1/10の酒量しか飲めないと考えたほうがいい。びっくりしたのは、ビール1杯で平衡感覚が崩壊したことだ。かーびぃは家系的にもアルコール耐性は高いほうである。これで酒に弱い人の気持ちがわかった。わかったところで役に立てるかどうかはわからないわけだが。

 

 ぐだぐだ書く癖はたぶん到底治りそうにない。