かーびぃのメモ帳

球体の生物が日々感じたことをつぶやくよ!

狂気を纏った正気の沙汰でないと

 どうもかーびぃです。

 

 というわけで、尼崎文学だらけ~夏祭り~に参加してきました。

 全てが想像以上、どこまでもどこまでも深い、そして濃い2日間であった。

 

 前日、チェックインまで予想外に時間があったので、ホテルよりさきに尼崎へ向かった。それが功を奏した。会場は見本誌読書会が開かれており、既にある程度セッティングがなされていた。

 それぞれの頒布物が並んでいる中、ぼくはあらかじめ読みたいと思ったものをリストアップしていたので、その中で読めるものに関してはすべて概要を押さえて買うかどうかを決めた。ちなみにその中で1つだけすべて読んでしまい点数もつけてしまったのだがそれについては無事買いましたのでご安心を。なんだそりゃ。

 しかし、見本誌に出すくらいなのだから、当たり前ながら圧倒的にレベルが高い。もはや高杉晋作とか言っている場合ではない。読むもの読むもの「買わなきゃ(使命感)」みたいなのが出てしまい、結局リストアップしたものから削ることはほとんどできなかった。仕方がない。

 前日設営は、こまかいところを当日決めることにして、全体のコンセプトを考えるようにした。あまぶんでぼくが考えたコンセプト、それは「狂気」である。それもわかりやすい、中二病的なものではなく、日常の中に潜んでいる、ちょっとこの人何言ってんのみたいな感じの方面の狂気である。この狂気は創作する人間には当たり前のように存在しているものであるとぼくは確信しており、それこそが「ごうがふかいな」の源であるということも研究により明らかになってきているところだ。

 とまあ戯言はさておくとして、全体的に静かで図書館を思わせるなんともしがたい雰囲気だった。ありゃ同人界隈にたまーにいる声のでかい(調整が苦手そうな)人とかにはちょっときついだろうなあ、とか無用なことをすごくかんがえた。

 事前に参加者のツイッターアカウント等は把握しており、気になる人とは交流を図っていたこともあり、この時点でも結構挨拶したりされたりするようなことがあった。今までにはない不思議な光景でもある。

 だらけブースはこの時点ではさして出来上がっておらず、当日何が来るんだろうな、と思いながらぼくはホテルのチェックインをするために早めに尼崎を出た。

 

 関係ない話だが、大阪の道頓堀はすごい。さすがは食い倒れの街というだけのことはある。次から次へとおいしそうな店が立ち並んでいて、まるで新宿と渋谷と新橋がいっぺんに並んでいるかのような錯覚を覚えた。

 また、今回宿をとったのは新大阪駅から御堂筋線で一駅となりの東三国というところだったのだが、この御堂筋線というのがなかなかに使い勝手がよく、新大阪、梅田、なんばを一本でいくことができる優れものなので、今後も御堂筋線沿いに宿をとりたいなと思った。なんなら動物園前から新世界・通天閣、そして飛田新地ですら簡単に(?)行くことが出来る。文字通り、大阪の大動脈なのだろうと思った。

 閑話休題

 

 当日、全然書きあがらない原稿と暇つぶしに買ったスティーヴン・キングの「スタンドバイミー」(かの有名な、ポケモンで主人公の家のテレビに映っているやつがその映画版であるといわれている)を読みつつ、また朝飯に買った牛乳が実は飲むヨーグルトであったことに辟易しつつ(しかもよく見ると賞味期限が切れていた。大阪の某有名ディスカウントショップの洗礼である)、会場に向かった。

 会場にはすでに大勢の人が準備していて、そのなかにはおそらく見知った顔が多いのだが、なにしろぼくは人の顔を覚えるのが苦手なうえに美人な女性となると本当に覚えるところがない(美人というのはえてして顔に特徴がないからである)のでまったく本当に全然知らない人ばっかりだなあ、とか思ってブースに行った。よくよく考えればそれもそのはず、ネットで見慣れてはいても今回が初対面の人は非常に多い。顔を見ていないのだからわかるはずがない。かーびぃぬかったな。

 隣の人が全然来る気配も見せないことに若干焦りつつ、反対側の隣はなんと以前からこのブログでもいろいろ取り上げている本田そこ氏のブースだったので簡単に挨拶。にゃんしー氏の開会のおことばも早々にぼくはブースをほったらかして委託コーナーへ。こうして無事「斜陽の国のルスダン」その他数冊のレア同人誌をゲットしたのであった。慈悲?そんなものはない。球体の生物なんだぞこっちは。

 というわけでしょっぱなからブースを空けていたわけだが、今回は空席札にかーびぃダッシュボタンを取り付けたので全然大丈夫だったんです!!!!!まあ押されてませんけど!!!!!!!!

 このペースで事細かに述べているとそれだけで大変な量になってしまうのでちょこちょこ端折っていこ。

 黒髪ロング一重まぶた微乳お嬢様系女子がうちのブースに来たよ。やばかった。三度見くらいした。ピロシキを片手に握りしめて思いっきり口を開けてしまった。たぶんそれで引いちゃったんだろうなあ。

 だらけブースは本当に個性的で、いろいろな企画やら展示やらをやっていた。オカワダさんのように全体をアーティスティックにきめていくものもあれば、なにやらテントのなかで妖しいことをしている人たちもいたし、アマガサキモドキからの脱出ゲーム(?)のようなものも開催されていた。あと電車がずっとぐるぐる回っているだけのブースとかもあって非常になんというかもうこれが狂気の祭典か!って思いました。

 売り上げとかも信じられないくらいの規模だったんですけど、個人的には今まで会ったことがなかったりこちらが知っていても向こうに知られてないだろうなあという人に新刊や一押しの頒布物をとってもらえたこと、あと裏ベストという名のクソ短編集「こんにゃくの角で戦う大統領」が完配したことがとても大きい。

 懇親会では、今田ずんばあらず氏や本田そこ氏と今後の即売会ではどうやって自分を売り込んでいけばいいんすかねえ、みたいなことを熱く語ったりなんかしたりした。このお二方と共通するのかどうかわからないが、ぼくは流浪の民である。本拠地となる即売会を持たない。しいて言えばそれは文フリ東京ということになるのだが、本拠地というほど愛着はない。ぼくはそういうものが欲しいとずっと思っていた。

 そして、その理想郷に最も近いと思ったのが、この「尼崎文学だらけ」であるなと思った次第である。このイベントは、頒布物に対する取扱いひとつをとってみても、サークル参加者や委託参加者、そして一般参加者に対してきめ細やかな配慮がなされており、それは主宰であるにゃんしー氏、共催である泉氏の手腕と熱意によるものであろうことは容易に推察することが出来る。運営のみなさんの多大なる尽力によって、ぼくらは非常にいい形で、頒布物を無事必要とされる方々に届けることが出来た。

 この頒布物を必要とされる方々に届けるというのは一見シンプルなようでいて非常に難しい。商業の世界と違いこの同人創作界隈というのは流通を自らの手で行う必要性が生じている。そこをいかにカバーするかが即売会運営の頭を悩ませている部分であろうことは想像できるだろう。

 そんなこんなで、ぼくは30冊も買ってきてしまった。総額は知らない。知ったところでどうしようもない。おそらく売り上げより多いのではないかと思う。

 この雰囲気を大事にしながらまた、新しいものを作っていきたいと、創作同人界にいるものとして強く思った。

 

 以上です。

 さっそくあまぶんシーズンが始まっているので、次の記事で選外まとめその1をやります。