かーびぃのメモ帳

球体の生物が日々感じたことをつぶやくよ!

夜空に輝く星が本当は何度の物体かなんて誰も知りたくない

 

 どうもかーびぃです。疲れてます。

 

 弐寺こと「BeatmaniaⅡDX」という音楽ゲームシリーズの最難関曲の一角としてそびえたち、そのアナザー譜面は、今なお同シリーズの段位認定(プレイスキル判定モード)の最高クラスである「皆伝」の最終曲として君臨し続けている、知る人ぞ知る「冥」という曲がある。こんな曲だ

 

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 たしか、コンセプトは「冥王星へ向けてひとりの男がロケットで旅立つ」的な感じだったと思うがかーびぃ氏そんなに弐寺詳しくないからわからん。気になったらてきとーに調べてくれ。わしの批評なんてそんなもんだ。

 この曲のコンポーザーであるTatsh氏とdj.TAKA氏についての言及はめんどくさいので避ける。かーびぃ氏はこの曲が好きである。特に加速が終了してからの俗にいうウィニングランのあたりがめっちゃ好きだ。どれくらい好きかというと自分の小説にそれをモチーフとしたエピソードをまるまる書いてしまうくらいである。

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 この長編の最後のエピソードの読みがまんまであることは賢明なるかーびぃファンのみなさんならすぐに気づくことだろうが、つまりそういうことである。

 

 マクラがマクラじゃなくなっている現象はいい加減卒業したいんですけどねえ。

 

「最深の心悸の宇宙の続き」著:酒井衣芙紀(無芸)

(通読性:16、宇宙感:22、残響度:19、嗜好:8、闇度:A 合計72点)

 先日、その他のところで書いたように、著者の酒井衣芙紀(さかい・いぶき)氏はテキレボ5で無料配布の文章を受け取ったときに衝撃を受けたことからこの詩集を買いにいったことから始まった。正直に言うと、自分のブースのほぼほぼ正面で、雰囲気がなんかほかの人と違うひとがいてめちゃくちゃ気になっていたところに無料配布があったから頂戴したらなんかすごいことになっていたみたいなそんな感じである。かーびぃ氏あるあるの勘ってやつだ。そういえば「見た目はオールドタイプだけど中身はニュータイプ!」っていうギャグを昔よく使ってた。

 そんなことはどうでもいい。

 結論から言うと、ぼくの勘と引き運が最高だったという話で、こういうのがあるからテキレボはやめられねえってなる巡り合わせを感じた。(「師匠」こと咲祈氏と出会ったのもテキレボ1である)

 いいから内容を書け。

 内容。とはいっても詩というのは専門外なので、客観的風の文章すらまともに書けないレベルなのだが……。もう、本当に簡潔に、何かひとこと言ってくださいっていうマスコミのクソみたいな質問をぶつけられたとしたら、「宇宙!!!!!!!!!!」って答える感じの。

 いや、こう、なんかこう、なんというか、何重にも宇宙なんですよ、何重にも。こう、いくら微分してもそのまんまのエキスポネンシャルな関数あるじゃないですか、そういう感じ。天の川とかそういう低次元な宇宙じゃなくて、たとえばこう、無限にマトリョーシカがいくらでも連なっていて、そして一番小さいマトリョーシカメビウスの輪みたいにある日突然わっと内側と外側がつながっちゃってさあ大変!みたいな、言語系SFもびっくりの集積されきったワードがそこにあるわけですよ。なんかこう、ワードひとつひとつが中性子オンリーで形成されてるみたいなきわめて甚大な重力と質量を持ち合わせていて、それが幾重にも幾重にも、つかず離れず連綿と続いていくのかと思いきや、それがこう実は1次元ではなくて、2軸にわたってることに気づくわけ。で、両方の軸から連なる平面を追っていくと急に3つめの軸が、4つめの軸が……みたいな感じで無限に次元が広がっていくわけ。もうアレですよ、自分でも何書いてるのかてんで意味不明なんですけど、この詩集そのものが宇宙、ってなくらいもう世界観から何から宇宙なんですよ。攻めすぎなんです。攻めすぎ晋作。ぼくがこの文章を初対面の人にいきなり晒したら引かれるのと同じで、この詩集、例えば自分がストーキングしている黒髪ロング一重まぶた微乳お嬢様系女子に渡したらもうそれはそれで大変なことになりますよ。

 マジで途中でボケざるを得なくなるくらいこの詩集について語る言葉が不足しているのだが、とにかく、全体から漂う、人間の肉体を極限まで概念的な意味で拒絶した造りになっている感じがもうとても、すごくすごくよい。その構造そのものの人間らしさとでもいうべきなのだろうか。これもひとつの「ごうがふかいな」の形なのだが(なんだそりゃ)、ぼくはこういう構造によわい。

 あとまじめな話をすると構成力に秀でているというか、単にテキストだけの構成にしていない作りがいいなあと思う。この人の別の詩集にはそれが前面に押し出されているし、作り込みというものがとても巧いひとではないかな、と思う。ぼくはむしろ言語でしか知覚できないのでその逆のスタイルを行くしかないだけにこういうタイプは本当に尊敬する。

 ちなみに、とりわけ「最小の単位で」と「十二光に恋」が好きです。

 

 記事の7割くらいはノイズですが、残りの3割にすべての重みを詰めてみた。

 これにて、テキレボ5シーズンの批評は終了です。次回は、文フリ金沢シーズンとなります。お楽しみに。